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「聞ける営業」が最後に勝つ理由

ヒアリングで信頼を失う3つのパターンと、その直し方

(株式会社 即決営業 営業コンサルタント・阿部氏 解説)

結論から先にお伝えします

ヒアリングが上手い営業は、質問の技術が優れているわけではありません。
「相手が話したくなる空気を作れている」だけです。

空気・順番・姿勢が9割を決めます。
質問テクニックはその後の話です。

以下では、多くの営業が無意識にやってしまっている3つのNGパターンと、その改善策を解説します。

パターン1:「No」で終われる質問をしてしまう

信頼できる感情は、「Yes」の積み重ねによって生まれます。
最初から「No」で終われる質問を投げかけると、相手は考えることなく会話を終わらせます。

よくあるNGの例
 • 「塾などお考えではないですか?」
 • 「ご興味はありますか?」

一言「今は考えていません」で会話が終わります。

改善のステップ
 1. まず共感の言葉をかける
 2. 自然にYESを引き出す
 3. そこからはじめて選択肢を提示する

例:
「お子さんの勉強、見るのは大変ですよね」
「ですよね…毎日となると本当に大変ですよね」
(ここで選択肢を提示する)

YESを積み重ねると、相手からNOは出にくくなります。

パターン2:信頼が築けていないのに踏み込んだ質問をする

初対面の状態で「年収はいくらですか?」と聞かれたら、誰でも警戒します。
信頼関係がゼロの段階での深掘りは、「詮索」「売り込み」「怪しい」という印象を生みます。

よくあるNGの例
 • 「ご年収はいくらですか?」
 • 「貯金はいくらお持ちですか?」
 • 「ご家族は反対しませんか?」

改善策は「クッション言葉」を使うことです。

クッション言葉の例
 • 「大切なことなので、あえてお伺いしますが」
 • 「差し支えなければで構いません」
 • 「ご意見をお聞かせいただければ十分です」

質問の内容より「入り方」が信頼を左右します。

パターン3:実は聞いていない

一番多く、一番気づきにくいNGです。
次の質問を考えていたり、結論を急いだりしていると、相手の話が耳に入りません。

よくあるNGの例
 • 次の質問を考えていて、話が頭に入らない
 • 相手の話を途中で遮る
 • 結論を急ぎすぎる

人は「聞いてもらえていない」と感じた瞬間に、心を閉ざします。
本音を話さなくなります。

改善策は、「聞いているサイン」を出し続けることです。

基本動作
 • うなずく
 • 相槌を打つ
 • 目を見る
 • 相手の言葉を繰り返す

例:
「なるほど、◯◯が一番気になっているんですね」
「そこが一番引っかかっているポイントなんですね」

質問力よりも姿勢が、信頼を作ります。

ヒアリングの本質

ヒアリングとは質問のテクニックではありません。
「話しても大丈夫だ」と相手に思わせる雰囲気づくりです。

この雰囲気が整って、はじめてどんな質問も機能します。

まとめ

売れる営業は、話すより聞くことに集中します。
聞ける営業が最終的にすべてを手にします。

この資料は、こんな場面で役立てていただけます。
 • 新人営業研修
 • ロールプレイング前の共通認識合わせ
 • テレアポ・初回商談のマインドセット
 • ヒアリング改善のチェックリスト